大和町から舟形山方面へ向かい、舗装された意外と長い山道を登っていくと、内水面水産試験場があって、旗坂野営場。
悪路。ひたすら悪路。 こういう時、乗用車は辛い。下回りをこすらないように慎重にルートを選んでゆっくり進む。 以前、ジムニーに乗っていた時はすっ飛んでいったけどなぁ。また欲しいな、ジムニー。 10分ほどで入渓点の橋に到着。 北丸松保沢。なんて読むのかわからない(笑) そのまま、きたまるまつほざわで良いのかな? 

下をのぞくとまだ雪が。 ここのところ続いた雨の影響で水量は多い。 雨もぽつぽつ降っている。まぁ、いいか。 午前10:30頃、入渓。

狭い谷に大きな岩が続く。落差も急。 本当は先週、娘を連れてここに来ようかと思ったんだけど、やっぱりまだ無理だろうな。
竿を出してしばらくはアタリなし。 足下にアカハライモリくん。 
どこかから「ドン!」という重低音が響いてくる。 自衛隊の実弾演習が始まった様だ。
20分ほどしてようやく1尾目。 
20cm。これはリリース。 その後、アタリが出始める。1尾ばらした後に18cm。これもリリース。 
やっと良い手応えが来たと思ったけど22cm。 もっと大きいと思ったけどなぁ。水温は低めだけど活性が上がっているという事かな。
水量が多くて流れが速いので、こうした淀みが今日のポイント。 ある意味、分かりやすい。 
流れの向こうの岩の裏とか。 こうした小さいポイントからはやはり小さなイワナ。ここからも18cmが出た。 
小さいイワナの合間にこれくらいのが出てくる。22cm。 まぁ、この沢は18〜22cmくらいがアベレージですね。
それにしても激しい落差が続く。 

写真じゃ分かりづらいけど、40代後半にはなかなか辛い。 しかもここの岩は滑る。沢は小さいから遡行が難しい訳じゃないんだけどね。 上の写真の淀みで餌を待つイワナを発見。5投目くらいでやっと飛びついてくれたが痛恨のバラし。 見える魚はどうしても早合せになってしまうのか、掛りが浅くてバラしてしまうことが多い。 もう来ないだろうと思いつつも、さらに10投くらいすると水面がパシャッと跳ねる。 ひと呼吸置いて合わせると抜けてきたのがこいつ。 
20cm。 いやぁ、さっきのはお前じゃなかった。明らかにもっと大きかった。
その後も釣り進む。 雨は降ったりやんだり。時々陽が差すと森が明るくなる。 

ここで、


この先、どれくらいか分からないけど、滝があって、その先はゴルジュらしい。 沢屋さんの領域ですね。 沢は小さく、3.2mのテンカラ竿でも振れないポイントがいくつかあった。 餌の提灯釣り向きかな。ルアーやフライでは楽しめそうにない。 ただ、この山岳渓流っぽさは夏場に入って濡れながら遡行すると楽しいかも。 水もきれいだから泳いでも良いなぁ。
2時間半で釣果は8尾。うち4尾をキープ。なのでゴミも8個拾って帰ろうと思うが、ここはゴミが少ない。 あまり人が入らないのかな。 でも、沢沿いに道らしき踏み跡があるので、釣りや山菜採りは入っていると思う。 
ドリップコーヒーの残骸を発見。 沢でコーヒーを淹れるのは釣り人っぽいなぁ。 捨てたんじゃなくて、忘れたか、落としてしまったと思いたい。
帰りは桑沼経由で泉ヶ岳に向かう。 
桑沼から先は比較的整備された林道が続く。登山やハイキングの人も多い。 
約30分でスプリングバレースキー場に到着。仙台市街が見える。 天気が良くて空気が澄んでいる季節なら、その向こうの海を進む貨物船も見る事が出来る。 船形山周辺はブナの森が続いていて、ドライブも気持ちが良い。 やっぱりまたジムニーが欲しいなぁ…。 
昔ながらの山奥のキャンプ場ですね。
車から降りて写真を撮ろうと思っていたら、駐車場に車がびっしり。
まさかこのキャンプ場がこんなに混む訳はないよなぁ、と思っていたら、中にパトカーが2台。
数日前から隣接する自衛隊の王城寺原演習場で実弾演習が始まり、デモがどうこう言っていたからその関係か?
なのでそのまま林道に突入。
















22cm。結局、これ以上大きいイワナは出なかった。
気がつくと13:00。タイムリミット。ここで納竿。




