番兵不在の渓【大倉川支流・湯川】

朝、娘を学校に送って7:30。仕事の打ち合わせが16:00。
この間に行ける沢。
西から低気圧が来ていて、昼から雨の予報。
雨が降ってきてもすぐに上がれるように、林道からすぐに入れる沢。
ということで湯川に決定。
テンカラを始めたばかりの頃に入ったきりだから10年ぶりかな。

大倉ダムを過ぎたあたりから小雨。嫌な予感。
横川林道のゲート前には車が4台。みんな釣りだろうな。
定義如来を過ぎて橋を渡り、久しぶりに定義林道に入る。
林道はどんどん高度を稼いでいく。相変わらずの悪路。ゆっくり擦らないように走る。
林道が湯川に近づく。しかし落差がある。
ずっと上に行くと2連続の堰堤に出る道がある。
この辺りから入渓点を見つけて、その堰堤まで釣って、林道を歩いて帰ってきたい。
以前、2連続堰堤の前後で釣りをした事はあるが、この辺りから入った事はない。
一旦下り坂になり、再び上り坂になって少し行くと、木の枝にピンクのビニールひも。
車を降りてみると、伐採で使ったらしい道の跡を発見。前はなかったと思う。
これをたどって楽々入渓。
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時刻は9:00。気温17℃、水温11℃。小雨。山は静か。
水量はまずまず。沢は小さいが充分釣りが出来る。

実は今日、重大な失敗をしていた。それがこれ。
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ウェーディングシューズのつもりで持ってきたのが、スノーブーツ(笑)
いやー、参った。
どうしようかと思ったけど、小さな沢だし、なんとかなるだろうと突入。
でも後でこのブーツに助けられる事になった。

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ポイントはたくさんある。しかし反応がない。
30分くらいすると、いつの間にか雨が上がり、陽が射してきた。
気がつくと気温も上がったようで、虫も飛んでいる。春蟬も啼き始めた。
これからか?と思いながら竿を振るが、やはり反応無し。
番兵が見当たらない。走るイワナもいない。
小さな沢だけど、大小のポイントが続く。進むスピードは遅くなる。しかし反応がない。
陽が射した沢は水面が光って毛鉤が見づらい。先日、娘の練習用に買ったエルクヘアカディスに変えてみる。
見える。逆光でも見えるってすごいなぁ。
ただ、風の抵抗を受けるから少々強めに振らなければならない。
しかし、その風の抵抗のおかげで自然とふわっという感じで着水してくれる。
これは本当に初心者にはお勧め。

その後も魚信はない。なぜだろう?
岩盤を流れる沢だからか?しかし隠れる岩もある…。
そんな事を考えながら進んでいくと、突然通らず。
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大きな釜からも魚信無し。泳ぐ姿も見当たらず。
すぐにあきらめて左岸(向かって右)から越える。意外と簡単に越えられた。

通らずを越えてふたつめのポイント。
今日はダメかなぁとあきらめかけたところでやっとアタリが。
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まずまず良型な24cm。
取り込みの途中で足下を小さなイワナが走った。
これからか?
その後、10分くらいでもう一尾。
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これは21cm。ギリギリでリリースサイズ。
それからまた魚信が無くなる。相変わらず番兵は居ない。
しかし忘れた頃に、
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また21cm。
その後、木に引っ掛けてエルクをロスト。
もうひとつのエルクに変えるが、これも程なくロスト。
買った毛鉤を失くすと勿体ないなぁ。700円くらいだけど。
自作の毛鉤に変えて進む。
するとまた忘れた頃にアタリが。
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これは23cm。やっとキープサイズ。
その後もまた魚信が遠のくが、やはり忘れた頃に20cm。
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と、ここでスマホの電池が切れた。充電されてなかったのか〜。
その後も20cmが来て、時刻はもうすぐ12時。3時間近くも釣りをしていた事になる。
空が暗くなり、ぽつりぽつりと雨が降り出した頃、やっと堰堤が見えた。あそこまで釣って上がりたい。
と思っていると、突然空が光った。反射的に数を数える。5、6、7…
バリバリバリ〜!という落雷。
竿なんて振っている場合じゃない。
雨もどんどん強くなる。
とりあえず、斜面を登って堰堤の上に出てみる。
すると、大きなプール。ボクの目指していた堰堤じゃない。
間にもうひとつ堰堤があったのか。
今いる左岸はこの先崖になっていて進めない。
堰堤の上を渡って右岸なら行けるか。
しかし、目指す堰堤までどれくらいあるか分からない。
それなら少し戻って、上れるところから斜面を登った方が良い。沢の右岸には林道が走っているはず。
少し戻って上れそうだなぁと思っていたところを上る。
最初は藪漕ぎ、段々と斜度がキツくなる。
このとき、今日のスノーブーツに助けられた。
ウェーディングシューズはこういう土の斜面に弱い。グリップが効かない。
しかしこのブーツなら全く問題ない。疲れ方が格段に違う。
しかし、なかなか林道が見えない。この間も、空からずっとゴロゴロという音が聞こえる。焦る。
ここは林道から離れた場所なのか?と思った頃、やっと道らしき段差が見えた。
恐らく50mくらいは上ったと思う。さすがに疲れた。

雨はすっかり本降り。
林道を歩いて20分くらいで車にたどり着いた。
意外と進んでいなかった。それだけ、毛鉤を落としたいポイントが多かった。
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定義豆腐店のあぶらあげを食べながら一安心。
山を下りて冷えた体を温める為に秋保へ。
前から入ってみようと思っていた市太郎の湯へ。
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良い湯だったし、内湯の他にガラス張りの半露天風呂と露天風呂があって、設備も悪くない。
だけど800円は高いなぁ。
隣接する庭園の入園料450円が含まれているみたいだけどね。

そんな訳で、久しぶりの湯川。初めてのエリア。
3時間で6尾。ぼちぼち楽しめたが、魚影はそれほど濃い印象ではない。
もう一度盛期に入ってみるとどうかな。
2連続堰堤まで釣り上ってみたい。


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Commented by ar956 at 2017-06-10 22:13
楽しい事、苦しい事、交互にやってくる一日。
まさに凝縮された人生そのものではないですか?! しかし一貫して動揺せづ、甘受する自分がいる。さすがだナ。(うなっちゃいました。)
それにしても 釣りっていいデスネ!!
Commented by toto4543 at 2017-06-11 08:13
さすがに雷は焦りました。動揺してましたよ(笑)林道に出るまで落ち着きませんでしたね。
スノーブーツは意外と大丈夫でしたよ。水中や濡れている滑りやすい岩にだけ気をつけていれば、濡れていない岩や土の上ではウェーディングシューズより良いです。当たり前ですが。
小さい沢の場合、アリですね。それか、フエルトじゃないゴム底のウェーディングシューズを試してみたくなりました。
Commented by ar956 at 2017-06-11 14:50
(小さい沢onlyのジサマには)これは参考になる。
以前、上野稔さんを真似てスパイク・シューズ履きました。高巻きはスゴイ威力ですが、なにせスベルスベル! そうですか、ゴム底?!ただ値段が、、、
Commented by toto4543 at 2017-06-11 17:16
各社からアクアステルスソールとか、いろいろ出ていますが、確かに少々高めですね。まぁ、もともとウェーディングシューズは高いですが。ボクが今使っているのは9000円くらいだったので、コストパフォーマンスが良く、軽くて気に入っています。フエルトなので今まで通りですし。しかし、林道や杣道を歩いて入り、薮こぎしたり、といろいろなシーンをトータルで考えると、やはり不満はあります。ゴム底は試していなかったのですが、このスノーシューズで大丈夫なら問題ない気がしてきました。スノーシューズは乾いた岩上でのグリップは絶大で、逆にフエルト底の弱点が分かりました。次回はゴム底を買ってみたいと思います。
Commented by ar956 at 2017-06-14 21:47
訂正 
上野稔→植野稔 でした。(汗)
by toto4543 | 2017-06-10 19:14 | 渓流釣り | Comments(5)